子供のイボ

子供のイボ

子供の肌にできるイボは、大人の足に出来る魚の目や高齢者の老人性イボなどとはまったく異なる種類の出来物です。このイボは、正しくは「ウイルス性疣贅(ゆうぜい)」と呼ばれ、ヒトパピローマウイルス(略称・HPV)の感染によって発症します。ちなみに、疣贅は聞き慣れない言葉ですが、疣は古来より訓読みで「いぼ」と読み、贅は訓読みで「ふくべ」と読みます。「ふくべ」とは、昔話『こぶ取り爺さん』に出てくるようなこぶ(瘤)のことです。

HPVには100種類以上のタイプが発見されており、そのタイプによって感染部位や症状が異なります。子供の肌にできるHPVのイボは、通常、以下の3種類です。

①尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
手足や顔によくできます。形は円形や不定形で、中心部分が突き出しています。色は黄色・灰色・茶色など。大きさは直径数mm程度がほとんどで、大きくても直径1cm以下です。痛みや痒みはありません。

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②足底疣贅(あしぞこゆうぜい)
足の裏にできます。形は円形で、体重で扁平になり、表面が硬くザラザラしています。歩くときに痛みを感じます。魚の目やタコと勘違いされることが多いのですが、硬くなった表面をナイフなどで削り取ると出血します。

③扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)
顔や腕、手の甲によくできます。肌色・薄茶色・ピンクなどの小さなイボが幾つもまとまってできます。痛みや痒みはありません。

いずれも、患部に触れることなどで、周囲や他の部位にウイルス感染が広がります。また、他人に感染する場合もあります。特効薬がなく、皮膚科で液体窒素による凍結療法(保険治療)やレーザー療法(保険外治療)を早めに受けるべきです。

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