子供の予防接種後の副作用(副反応)
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子供の予防接種後の副作用(副反応)
子供の予防接種については、副作用を心配する声が少なくありません。ここでは、日本小児科学会が乳幼児期に接種することを推奨している各種ワクチンに関して、これまでに確認されている副作用を紹介します。
なお、〈 〉内の「生」は生きている病原体を使用した生ワクチンのこと、「不活化」は死んだ病原体やその一部を使用した不活化ワクチンのことです。不活化ワクチンは生ワクチンよりも副作用が少ないとされています。
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ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン〈不活化〉
接種後2日目までに、接種部位に紅斑がよく現れ、腫れ・しこりが現れることや発熱することもあるが、数日で治癒する。
肺炎球菌ワクチン〈不活化〉
接種後2日目までに、接種部位に紅斑・腫れ・しこりがよく現れ、発熱することもあるが、数日で治癒する。
四種混合ワクチン〈不活化〉
ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオの混合ワクチン。
接種部位に紅斑・腫れ・痛み・しこりが現れることや、発熱することがある。
しこりは1ヶ月以上続く場合があるが、それ以外は2〜3日で治癒する。
三種混合ワクチン〈不活化〉
ジフテリア・百日咳・破傷風の混合ワクチン。
接種部位に紅斑・腫れ・しこりが現れることや、発熱することがある。
しこりは数ヶ月間残る場合がある。
腫れは上腕全体が広がる場合があるが、ほどなく軽快する。
ポリオワクチン〈不活化〉
接種部位に紅斑・腫れが現れることや、発熱することがあるが、数日で治癒する。
BCG〈生〉
接種した腕の脇にあるリンパ節が腫れることがある。通常は放置してかまわないが、腫れが大きい場合や化膿した場合は、掛かり付けの医師に相談を。なお、接種部位の化膿は副作用ではない。
麻疹・風疹混合ワクチン〈生〉
接種部位に紅斑・腫れ・しこりが現れることや、リンパ節の腫れ、発熱・発疹・痒みなどが見られることもあるが、数日中に治癒する。
稀な重い副作用として、アナフィラキシー(アレルギー性の危険なショック症状)・血小板減少性紫斑病・脳炎などの発症例がある。
水痘ワクチン〈生〉
接種部位に紅斑・腫れ・しこりが現れることや、発熱・発疹・痒みなどが見られることがあるが、数日中に治癒する。
稀な重い副作用として、アナフィラキシー(アレルギー性の危険なショック症状)・血小板減少性紫斑病の発症例がある。
日本脳炎ワクチン〈不活化〉
接種後2日目までに、接種部位に紅斑・腫れが現れることや、発熱・発疹などが見られることがある。
極めて稀な重い副作用として、アナフィラキシー(アレルギー性の危険なショック症状)・急性散在性脳脊髄炎・脳炎などの発症例がある。
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