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子供の足のむくみから考えられる病気

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子供の足のむくみから考えられる病気

脚気(かっけ) 【症状】脚のむくみ、しびれ。心不全を発症する場合も。 ビタミンB1の欠乏によって末梢神経障害を起こし、脚のむくみやしびれを発症します。かつて、大正時代頃から第二次大戦後に栄養状態が改善するまでは、結核とともに二大国民病と呼ばれ、毎年多数の死亡者を出してきました。その後、ビタミン剤の普及などによって脚気は国内から消滅するかに思われましたが、現在、飽食の時代と呼ばれながらジャンクフードの普及などで日本人の偏食が増え、若い世代を中心に脚気が復活しています。脚気対策としては、ビタミンB1を豊富に含む食材やビタミンB群がバランス良く調合されたサプリメントの摂取を心掛けましょう。

HAE(遺伝性血管性浮腫) 【症状】顔(唇、まぶたなど)・手・足・腕・脚などのむくみ。皮膚以外で舌・咽頭・腹部(消化管)にも浮腫が発生。 HAE(英語名の略称)は、先天的な免疫機能の異状によって、反復的に皮膚のむくみや体内の浮腫を発症する病気です。ただし、このむくみ・浮腫は悪化や恒常化することはなく、1〜3日ほどで消滅します。むくみ・浮腫の発症部位は一定していませんが、1度に複数個所で発症することはないようです。発症頻度も患者によって異なり、1週間に1〜2回と頻繁な場合もあれば、1ヶ月や1年に1回程度の場合もあり、一定していません。皮膚内にできた場合は痛みや痒みを伴いませんが、消化管に発症した場合は腹痛のほか嘔吐・下痢の症状も見られます。また、咽頭部の場合は窒息の危険性があり、気道確保の処置が必要になります。小児期から10代にかけて初めて発症し、有効な治療法がないため、成人してからも発症を繰り返します。



ネフローゼ症候群 【症状】顔(特にまぶた)と脚のむくみ、倦怠感、皮膚の蒼白化、無気力、食欲不振など。 幼児から小中学生にかけて見られる腎臓疾患です。腎臓の障害によって血中タンパク質が多量に排泄されます。症状が進行すると、体のむくみは全身に及びます。治療はステロイド剤の投与が中心となりますが、その副作用の監視や食事療法なども必要であるため、入院治療となります。ステロイド剤が効果を発揮して比較的早期に軽快することもありますが、治療期間が長期に及ぶことが少なくないようです。

川崎病 【症状】5日以上続く高熱。手の平・足裏全体の赤く硬いむくみ。両眼の充血。唇・口腔粘膜の充血といちご舌。首のリンパ節の腫れと痛み。全身的な不定形の紅斑・発疹。 原因が特定されていない子供の病気です。1961年に国内で発見され、発見者の名前を冠して川崎病と呼ばれています。発症年齢は、4歳以下が80%以上を占め、生後6ヶ月〜1歳でもっとも多発しています。発熱によって発症し、1〜2週間で症状は治まりますが、全身の発疹が消えるまでには数週間を要するかもしれません。また、いちご舌(真赤で表面が粒々のいちご状)という特徴的な症状が現れますが、両手の平・両足裏のむくみも極端に腫れ上がり特徴的です。親の目からは大変に痛々しい症状ですが、患者自身はリンパ節の腫れのような痛みは感じていないようです。なお、川崎病は伝染病ではありませんし、死亡率が大変低い病気であり、後遺症の心配もほとんどありませんので、発症しても慌てることはありません。しかし、早く完治させるためには、早めの診察・治療が大切とのことです。

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