子供が犬に咬まれたとき
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子供が犬に咬まれたとき
子供が犬に咬まれて傷付いた場合は、急いで次のように対処します。
①咬まれた部位を石鹸で丁寧に洗浄する。
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②水を拭き取ったら、傷口とその周囲を消毒薬またはアルコール(エタノール)で消毒する。
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③医療機関で診察を受ける。
この対処法の意味は、感染症予防のために洗浄・消毒することと、咬まれた状況を医師に説明して危険な感染症を発症する可能性についての判断を仰ぐことです。特に、咬まれた直後に行う念入りな洗浄・消毒は、ほとんどの病原菌や寄生生物を相当程度駆除することが出来ますので、ぜひとも行うべきです。
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狂犬病感染のおそれについては、日本国内では厳重な狂犬病対策によって1956年以来新たな発生が見られていない状況ですので、咬んだ犬が飼い犬であり、年1回の狂犬病ワクチンの予防接種を受けていれば、子供への感染の危険性はまずないと思われます。しかし、その他の感染症を予防するためにも、上記の洗浄・消毒は必ず実行すべきです。
ところで、犬は子犬の頃に飼い主に対してよく甘噛みをします。その甘噛みがとても激しくて、飼い主・家族の手や腕がいつも傷だらけということも珍しくないようです。これは、噛まれる側にとって衛生上好ましいことではありません。子犬の甘噛みは相手に対する遊びの催促ですが、過度の甘噛みをしてはいけないことを子犬に理解させる躾が必要です。ちなみに、躾の方法としては体罰も叱ることも良くありません。そのような方法は、やがて飼い主への信頼を損ない、警戒心を抱くようになります。子犬に恐怖を与えずに甘噛みがいけないことを理解させるには、甘噛みをするたびに子犬に背を向けて無視したり、その場を立ち去ったりするのが良いでしょう。それを繰り返すことで、子犬は甘噛みをすると相手にされなくなることを理解するはずです。
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