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子供が痒みで眠れないとき

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子供が痒みで眠れないとき
子供の痒みは、大人のように乾性肌やストレスが原因ということは稀ですが、虫刺されあせもかぶれじんましんなど各種の皮膚炎が原因となります。しかし、それらが原因の痒みは基本的に一過性のものであり、市販の痒み止めの外用薬(液体・軟膏・乳液・クリーム)を患部に塗布することで軽減・解消することができます。ただし、薬の効能書をよく読んで、痒みの原因に対して効果のあるものを適正に使用してください。どんな痒みにもかならず効く万能の薬はありません。
また、熱めのシャワーを患部にかけて温めることや、保冷剤などで冷やすことによって痒みを感じる神経に刺激を与えると、一時的に痒みが消えることがあり、その間に寝付くことが出来る場合もあります。赤ちゃんには適さない方法ですが、ある程度年長の子供には効果があるかもしれません。



アトピー性皮膚炎の場合

アトピー性皮膚炎は、上記のような痒みをともなう一過性の疾患ではありません。乳幼児のときに発症するケースがもっとも多く、慢性的に、または反復して同じ部位に痒みのある湿疹が現れ、患部が拡大します。1歳児までは顔や頭部にジュクジュクした湿疹が出来やすく、数ヶ月で治らない場合は、成長するにつれて腕・脚や全身にカサカサした湿疹が広がります。
その原因は患者により様々であり、簡単には特定できません。よく食物アレルギーが原因と言われますが、実際には食物成分をアレルゲンとして特定できるアトピー性皮膚炎はごく一部であり、素人判断での食事制限などはかえって健康に害を及ぼします。痒みのある湿疹が続くときは、かならず掛かりつけの小児科で診察を受けてください。

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