子供の足の臭いが気になるときの対処法

子供の足がなぜ臭うの?

子供のかわいい足が大人と同じように臭うと、若いお母さんは意外に思うかもしれません。しかし、それはごく自然な現象です。

人間の足裏には、手の平と同様に、多量の汗を分泌する汗腺（エクリン腺）がたくさん分布しています。これは、進化の過程で、滑り止めのために発汗する機能として獲得したものと考えられています。エクリン腺の汗は99％以上が水であり、臭いの成分はほとんど含まれていませんが、汗の中で皮膚の常在菌が繁殖することによって臭いが発生します。

また、靴を履くと、靴に付着している雑菌も臭いの原因となり、しかも蒸れやすいために菌類がいっそう繁殖しやすくなります。そのような理由から、幼児期以降、活動量が多く汗をかきやすい子供や体質的に汗の多い子供ほど、足の臭いを発生する傾向が強くなります。

子供の足の臭い対策は？

足の臭い対策の基本は、足・靴・靴下から常在菌やその他の雑菌をできるだけ少なくすることです。いったん洗浄・殺菌しても、これらの菌はまたかならず繁殖してきますが、できるだけ少ない状態を保つことが大切です。また、抗菌・消臭効果のあるアイテムを選んで着用することも効果的です。

そこで、子供の足の臭いが気になるときは、次のようなことを試してみてください。

外出から帰ったらすぐに足を洗う
ボディソープよりも、殺菌力のある薬用石鹸が適しています。

靴下を洗濯する前に漂白剤を使う
雑菌の繁殖を防ぐために、洗剤だけでは落ちない皮脂汚れなどを取り除きます。

下校後に外出するときは靴・靴下を履き替える
一度履いて蒸れた靴・靴下はすぐに履き替えましょう。

靴を毎日履き替える
通園・通学の靴を数足用意し、毎日順番に履き替えます。幼稚園・学校での室内履きや、塾・遊びに行くときの靴も同様に。足の汗を吸った靴を乾かすことで、雑菌の繁殖を少なくします。

靴を定期的に洗う
靴の内側に汚れがたまらないように、なるべく頻繁に靴を洗います。

抗菌ソックス・抗菌消臭中敷きを使用する
スニーカーやスポーツシューズを履くときは、薄いプレーンな中敷きが適しています。
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