子供の高熱が下がらないとき
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子供の高熱が下がらないとき
子供における発熱は、高熱であることが必ずしも重症であるとは言えません。「子供の発熱 家庭での対処法」でも述べたように、熱が42℃台にまで達しない限り、熱そのものによって子供が重篤な症状におちいったり、脳障害やその他器官の後遺症を引き起こしたりすることはありません。しかし、高熱が長く続く場合は、かぜなどとは異なる危険なウイルス・細菌の感染症である可能性がありますから、必ず医師の診察を受けましょう。
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子供の高熱が長く続く病気で特に危険なものとしては、次のようなものがあります。
インフルエンザとインフルエンザ脳症
感冒(かぜ)の場合は、乳幼児も通常は37℃台の発熱で推移し、数日で平癒します。たとえ38℃台の熱が出ても、ほどなく37℃台に下がるケースが一般的です。しかし、インフルエンザの場合、特にA型・B型は症状が重く、発熱から短時間で38℃以上の高熱となり、何日にもわたって高熱が続きます。それでも、多くの場合は、1週間ほどで平熱に戻り平癒しますが、なかにはインフルエンザ脳症を発症する場合があります。インフルエンザ脳症は幼児の発症例が多く、嘔吐・けいれん・意識障害(呼びかけに反応しない)などの症状があらわれ、異常な言動や行動が見られる場合もあります。インフルエンザではと思ったら、すぐに掛かり付けの医師の診察を受けてください。また、発病後ほどなくしてインフルエンザ脳症の症状が見られた場合は、再度掛かり付け医師の診察を受けて医療設備の充実した総合病院への入院を手配してもらうか、自分で救急車を呼びましょう。インフルエンザ脳症は病状の進行が速く、対応が遅れると死に至るか後遺症の残る危険な病気です。
肺炎
子供の場合、かぜや気管支炎から併発するケースが一般的です。高熱が3日以上続き、激しいせきが出て、呼吸も速くなったら要注意です。いわゆる肺炎菌やウイルスが原因で肺が炎症を起こすため、病状が進むと呼吸困難におちいります。病原体の特定ができる検査設備の整った病院への入院をおすすめします。
川崎病
病名は、1967年に最初の報告をした医師の名前から。1歳から4歳くらいまでの子供がかかりやすく、38℃以上の高熱が5日以上続きます。首のリンパ節が腫れ、目が充血、いちご舌、手のひらや体の発疹などの症状が現れます。心臓の冠動脈瘤ができて死に至ることもある危険な病気であり、入院治療が必要です。年間患者数が1万人を超えていますが、病原体が十分には特定できていないこともあり、現在も増加中です。
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