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子供が眠れないとき

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子供が夜遅くまで起きていることや、布団に入ってもなかなか寝付かないという状態を、入眠障害といいます。そのことだけで不眠症などの病気とはいえませんが、乳幼児期から小学生ころまでの睡眠は脳や肉体の発達に欠かせない重要な要素です。入眠障害の状態を改善するように努めましょう。

早寝早起きの睡眠習慣を確立しましょう。

赤ちゃんは眠るのが仕事などといわれるくらいよく眠ります。乳児期には、成長すると見られるようになるノンレム睡眠(脳が休息状態になる深い眠り)と レム睡眠(骨格筋が弛緩状態になる浅い眠り)の反復する睡眠のリズムが未発達です。しかし、心身の健全な発育に欠かせない正常な睡眠習慣を獲得するために、この時期から朝早く目覚めて朝日を目にすることが大切だといわれています。

幼児期になると一日の睡眠時間は短くなりますが、ノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返す睡眠のリズムがはっきりとしていきます。この時期に、朝早く起きて夜更かしせずに就寝する睡眠習慣を身に付けることは、その先の児童・学生・社会人としての健全な社会生活を送る上で大切なことです。

今の日本人の生活では、仕事で帰宅が遅くなることはごく普通のことです。しかし、子供の健全な成長を願うのであれば、食事・睡眠など子供の生活リズムを最優先に考え、特に早寝早起きの睡眠習慣を乱さない配慮と工夫が必要です。

寝付きを良くするために 昼間は外で遊ばせましょう。

幼児期になると子供の行動範囲が広がります。屋外で活発に活動することは、体の発育にとって有意義であるだけでなく、適度な肉体的疲労と精神的充足を得られることで、夜のスムーズな入眠と深い睡眠につながります。学習やゲーム、習い事のレッスンなど室内での知的活動も大切ですが、幼児期から小学生にかけては、昼間はほかの子供たちといっしょに外で遊ぶ習慣を付けるように仕向けましょう。

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