子供の目のけが
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子供の目のけが
子供の目のけがは、幼児のときにもっとも多く発生し、成長とともに減少していく傾向があります。これは、幼いほど危険を予測する経験的知識が乏しく、危険を避ける身体能力が未熟であるためと考えられます。しかし、幼児のころは軽いけががほとんどであり、障害を残すような重篤なけがは中高生になると増加します。
幼児期の目のけがは、公園や幼稚園・保育園で遊んでいるときによく発生します。砂場や地面の砂が目に入ってしまうというケースが代表的なものです。しかし、屋外での活動は成長するための大切な学習であり、危険があるからといって、それを避けて通るわけにはいきません。また、幼児の場合、屋内であっても、何をしていても、大人の予想の出来ない事故を起こすことが珍しくありません。家庭でも幼稚園でも、遊ぶ子供たちを見守っている大人の目が必要です。なお、砂などの危険な異物が目に入ったときや、硬いものが激しく目に当たったときなどは、たとえ外見上の異常が見られず、子供も平気な顔をしていたとしても、念のために眼科医の診察を受けましょう。
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小学生になると学校の集団生活の中でコミュニケーション能力が発達し、友達付き合いの場でしばしば事故が発生します。よくあるのは、休憩時間に友達同士でふざけ合っていて目にけがをするというケースです。ただし、幼児期と同様に、障害を残すような重篤なけがは稀なことです。
中高生は、けがを回避する能力が格段に向上しますが、スポーツクラブの練習による目のけがが増加します。また、男子の場合は、けんかが原因の目のけがも意外と多くあります。ほとんどは眼球打撲であり、白目の充血や目の周りの打撲痕(アザ)が見られるときは、角膜の損傷や網膜剥離の可能性もありますので、異常に気づいたときには必ず眼科医の診察を受けさせましょう。
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