子供の微熱は平熱
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子供の微熱は平熱
子供の体温は大人よりも高く、37.4℃までが平熱とされています。また、子供は元気よく体を動かすと、すぐに体温が上がります。その上、周囲の温度の影響を受けやすく、寒暖の変化によっても体温が微妙に変化します。とりわけ体温調節機能の未発達な乳児の場合は、厚着をさせると体温が上がり過ぎ、逆にエアコンなどで冷えると低体温におちいります。炎天下でクルマの中に放置された子供が脱水症状や熱中症になりやすいのもこのためです。
このような体の特徴を持っている子供については、大人と違って37.5℃以上の場合を発熱とし、微熱は37℃台後半ということになります。大人のかぜのときの熱と変わらない高さです。このことをよく心得て、子供のわずかな体温の上昇で、微熱があるから病気かもしれないと心配しないようにしてください。また、子供が病気で熱を出すときは、ほとんどが38℃前後かそれ以上の高熱となり、微熱が長く続く病気はほとんどありません。子供のときに微熱の出る病気としてよく知られているのは、百日咳くらいのものでしょう。百日咳は、何日にもわたって微熱が続きます。しかし、現在は生後3ヶ月以降の乳幼児に対する三種混合ワクチン(百日咳・破傷風・ジフテリア対応)の予防接種が普及し、その免疫効果が5年から10年継続するため、子供の百日咳は大きく減少しました。大人にとって微熱と感じる熱っぽさに対しては、あまり神経質になる必要はありません。
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なお、子供は、微熱でも高熱でも、発熱したときに大人が思うほど具合が悪いとは感じていません。たとえ38℃台の高熱があっても、意外と平気な顔をして遊んでいたりします。もとより病気のときの発熱は、熱に弱いウイルスや細菌の増殖を抑制するための正常な体の反応です。また、子供が熱を出す病気の多くはウイルス性疾患であり、熱を出してつらそうにしている場合は、発熱自体が原因ではなく、ウイルスによってひき起こされた体の異常が原因と思われます。38℃台以下の発熱で子供が平気な顔をしている場合、ことさら熱さましをする必要はありません。
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