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風邪かな? 冬に多い子供の病気

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風邪かな? 冬に多い子供の病気
初期症状が風邪に似ていて、冬に子供の感染が増える病気には、以下のものがあります。

RSウイルス感染症 【症状】咳・鼻水で始まり、38〜39℃の発熱。
乳幼児のほとんどがかかるウイルス性の呼吸器疾患です。通常1〜2週間で軽快しますが、最初の感染のときに患者の多く(約1/3)が気管支炎や肺炎に移行します。重症化した場合、喘息と同様の喘鳴(ゼイゼイ、ゼロゼロという呼吸音)が聞こえるため、かつては「乳児喘息」などと呼ばれていました。現在は、原因が判明し、有効な検査・治療法が確立しているため、死亡例は減少しています。しかし、新生児や乳児では呼吸困難を引き起こして、無呼吸による突然死に至る可能性もあるため、入院が必要な場合も少なくありません。
RSウイルスは、母体から受け継いだ抗体も効果なく、空気・飛沫による感染力が非常に強いため、11月から1月にかけて感染症が流行します。しかし、症状が重くなる可能性が高いのは、初めて発症した時だけです。2回目以降の感染では、獲得した抗体が働いて、軽い風邪様の症状ですみます。なお、3歳までにほぼ全ての子供が抗体を獲得すると言われています。



マイコプラズマ肺炎 【症状】38℃前後の発熱、倦怠感、頭痛、のどの痛み、コンコンという乾いた咳など。また、嘔吐・下痢・腹痛など消化器系の症状も。
マイコプラズマという病原菌による肺炎です。冬季をはさんで晩秋から早春にかけて患者数が増加し、飛沫感染や接触感染によって伝染します。患者は主に5歳から30代前半まで。発症年齢のピークは7〜8歳です。子供の場合、5歳未満の幼児では感染しても軽症あるいは発症しませんが、5歳以上では幼稚園・学校内で感染の拡大する可能性があります。
従来は、呼吸器系の症状が中心となり、重症化した場合に消化器系の症状が現れるという傾向がありました。しかし、現在では治療に使われる抗生物質への耐性菌が登場するなど病原菌の性質が変化し、消化器系の症状がより顕著になってきました。ただし、そのような重症化の傾向は成人の患者に多く見られ、子供の場合にはさほど重篤な症状にならずにすむようです。そのため、子供が学校で感染して発症し、家庭で親に伝染して、親の方が重症化するというケースが多いようです。なお、ワクチンが開発されていませんので、効果的な予防策はありません。

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