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子供の舌が赤いときに考えられる病気

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子供の舌が赤いときに考えられる病気
子供の舌が異常に赤いと感じたときに考えられる病気を紹介します。

川崎病 【症状】5日以上続く高熱。首のリンパ節の腫れ・痛み。いちご舌、唇・口腔粘膜・両眼の充血。手の平・足裏全体の赤く硬いむくみ。全身的な不定形の発疹。
原因が特定されていない子供の病気です。1961年に国内で発見され、発見者の名前を冠して川崎病と呼ばれています。発症年齢は、4歳以下が80%以上を占め、生後6ヶ月〜1歳でもっとも多発しています。
発熱によって発症し、1〜2週間で症状は治まりますが、全身の発疹が消えるまでには数週間を要するかもしれません。また、いちご舌(舌の表面が真赤で粒々のいちご状)という特徴的な症状が現れます。両手の平・両足裏のむくみも極端に腫れ上がり特徴的です。大変に痛々しく見えますが、子供自身はリンパ節の腫れのような痛みは感じていないようです。
なお、川崎病は原因が特定されていませんが、伝染病ではありませんので、他の子供への感染を心配する必要はありません。また、死亡率が大変低い病気であり、後遺症の心配もほとんどありませんので、発症しても慌てることはありません。しかし、早く完治させるためには、早めの診察・治療が大切です。



溶連菌感染症(猩紅熱) 【症状】39℃以上の急な発熱。のどの痛みと赤い腫れ。舌が白い舌苔(ぜったい)に被われる。発熱から半日〜2日の間に、首・胸・腋などに痒みのあるざらざらした小さな赤い発疹が現れ、徐々に全身に広がる。発熱後3〜4日ころ、白い舌苔が消え、いちご舌になる。その他、首のリンパ節の腫れ、吐き気、頭痛、腹痛、筋肉痛、関節痛なども。
A群β溶血性連鎖球菌という細菌によって発症する溶連菌感染症の一種です。かつては猩紅熱と呼ばれて法定伝染病に指定されていました。しかし、現在では治療法が確立して指定も解かれています。溶連菌感染症には多くの種類がありますが、現在、医療現場で単に溶連菌感染症と言えば、この病気のことを指します。
急な高発熱で発症することと特徴的ないちご舌(舌の表面が真赤で粒々のいちご状)という症状は川崎病と似ていますが、空気感染によって咽頭が赤く腫れて痛くなることや、舌が初めは舌苔に被われて白くなること、発疹がサンドペーパー状と形容される小さな粒々の集まりであることなどが、川崎病とは異なります。
治療には、主にペニシリン系の抗菌薬(内服薬)が使用され、服用から数日で熱が下がり、痒みのある全身の発疹も徐々に目立たなくなって、1週間程度で消えます。薬を服用し始めると、翌日以降、感染力が急速に衰えますので、発疹が消えるころから通園通学が可能です。ただし、発疹の痕の皮膚が剥けますので、きれいに完治するまでには数週間程度を要するようです。また、子供が多くかかる感染症ですが、発疹・いちご舌などの特徴的な症状が顕著に現れるのは4歳以降であり、乳児の場合は発熱・咽頭の腫れなど風邪様の症状で終始します。しかし、風邪と違って自然治癒する病気ではありませんので、咽頭の腫れが2日以上続いた場合は、小児科を受診しましょう。

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