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子供が猫にひっかかれたり咬まれたりしたとき

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子供が猫にひっかかれたり咬まれたりしたとき

子猫や若い猫は飼い主によく甘えて、遊んでくれるように催促します。また、そばに寄ってきて撫でてほしいと言わんばかりに寝そべります。ところが、飼い主が調子に乗ってしつこく撫でたりじゃらしたりしていると、突然ひっかいたり咬みついたりします。Playing_cat_by_Wikimedia_Commonsやさしい甘噛みや爪を立てない猫パンチだったらよいのですが、猫のは鋭く、当たったところが出血することも珍しくありません。スキンシップは大切ですが、猫のひっかきや咬みつきは相手が子供であっても容赦しませんから、子供には猫にしつこくしないよう注意しておきましょう。

猫による咬み傷・ひっかき傷への対処法

猫にひっかかれたり咬みつかれたりした場合、後述の人獣共通感染症を発症することがあります。軽いすり傷であっても、傷ついた部分を石鹸でていねいに洗い、水をぬぐってから消毒薬かアルコール(医療用エタノール)で消毒しましょう。傷ついた直後に洗浄・消毒しておけば、ほとんどの病原菌を殺菌して感染を防ぐことができます。

猫の咬み傷・ひっかき傷による人獣共通感染症

パスツレラ症

【症状】 患部の激痛をともなう赤い腫れ、化膿。

Cat_teeth_by_Wikimedia_Commons猫の口の中や爪の常在菌による感染症です。なめられただけで感染することもあります。通常は負傷の30分後から数時間後までに発症します。また、一般に軽症で済みますが、気管支炎肺炎などを併発する可能性もあります。ただし、健康な人はほとんど発症しない日和見感染症であり、ストレスや持病で免疫力が低下している子供が要注意です。万一発症した場合は、ただちに小児科を受診してください。

猫ひっかき病

【症状】 患部の赤い腫れ、リンパ節の腫れと痛み、発熱、倦怠感、関節痛、吐き気など。

猫には無害な病原菌がひっかき傷から感染し、その約10日後に発症します。ただし、国内での保菌猫は全体の15パーセント以下であり、その多くは野良猫自由に外出できる飼い猫Cat_claw_by_Wikimedia_Commonsだと言われています。発症例は子供に多く、初夏から秋にかけて増加します。発症から完治するまで数週間から数ヶ月を要しますが、重症化することが少ないため、小児科での治療では一般に抗生物質は使用されず、対症療法として解熱・鎮痛剤が投与されて自然治癒します。

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