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子供のおもらし(昼間の尿失禁)は病気が原因?

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子供のおもらし(昼間の尿失禁)は病気が原因?

子供が日中に尿失禁を起こすケースのほとんどは、尿意があっても排尿を我慢していることと、下半身の括約筋で排尿を抑制する方法を会得していないことが原因です。

尿意は、膀胱に尿の充満したことが交感神経によって大脳に伝えられることで感じます。すると、大脳からは排尿するために膀胱の筋肉を収縮させ、不随意筋尿道括約筋を弛緩させる指令が副交感神経を通して伝えられます。しかし、尿道口に近い外尿道括約筋は自分の意志で収縮・弛緩をコントロールできる随意筋であり、私たちは意識的に外尿道括約筋を収縮させることで排尿を我慢することができます。

子供が尿意を感じても排尿を我慢するのは、ほとんどが遊びに熱中しているためですが、経験による学習からその我慢の限界を知ります。同様に、尿意が切迫したときに排尿をコントロールすることも学習によって会得します。外尿道括約筋は同じ随意筋である肛門の括約筋と連動していて、排尿も排便と同じように括約筋を締め付けることで止めることができます。遊びに熱中して尿失禁をしてしまう子供には、おしっこが出そうになったときに我慢する方法も教えてあげましょう。


病気が原因の尿失禁の場合

病気が原因で子供が日中に尿失禁をする場合もあります。以下にその病気を紹介します。

過活動膀胱   【自覚症状】頻尿、切迫した尿意。

40代以降から高齢者にかけて多い病気ですが、子供にも見られます。膀胱が収縮を起こしやすく、急に切迫した尿意に襲われます。また、一日の排尿回数も増え、頻尿傾向が顕著になります。原因としては、脳・脊髄など神経系の疾患によるものと、その他の要因による関係器官の機能低下などが考えられますが、特定できていません。生命の危険はありませんが、生活の質の低下や就学の障害になりますので小児科泌尿器科を受診してください。

1型糖尿病   【自覚症状】のどの渇き、水をよく飲む、頻尿、急激な体重減少。

10歳以下の子供の糖尿病はほとんどが1型であり、先天性の自己免疫疾患です。水分の摂取量が増えて、排尿の量・回数ともに増加するため、失禁しやすくなります。一方、急激な体重減少が進み、見る見る痩せていきます。異常に気づいたら、早急に小児科を受診してください。

尿崩症   【自覚症状】のどの渇き、水をよく飲む、薄い尿が大量に出る。

腎臓疾患が原因の場合と、脳の視床下部や下垂体の疾患によって抗利尿ホルモンが産生されないこと、または産生されたホルモンに異常があることなどによって発症する場合があります。いずれの場合も、腎臓で血液からいったん分離された水分が再吸収されにくくなるため、尿の量が増加すると同時に血液の浸透圧(血漿浸透圧)が上昇し、のどの渇きを覚えます。年齢と関係なく発症し、子供では乳児期に発症する場合もあります。放置しておくと発熱時に危険な脱水症状を引き起こしたり、成長障害の原因となる場合もありますので、早めに小児科での診察を受けてください。

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