子供の神経症

子供にも、神経症と呼ばれるデリケートな病気が存在します。神経症は、心理的な要素が原因となって引き起こされる、精神面や身体的な異常を総称した言葉です。

精神面でよく見られる症状としては、各種の恐怖症(ある種のものごとに対して不必要な恐怖を感じること)をはじめとして、強迫症状(得体の知れないものへの恐怖心にかられること)、不安症状(意味もなく悩みを抱くこと)、抑うつ感(心がふさぎこむこと)などが挙げられます。また、それによる特異な行動として、意味不明のことをつぶやき続けたり、突然大声をあげたり、暴れだしたりします。また、そのような一見して異状と思える様子が見られなくても、無気力・無関心になり、登校を嫌がって引きこもったり、食欲をなくして拒食症になったりします。

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一方、身体的にも様々な症状が見られます。いわゆる"寝ぼけ"や夜尿症も神経症の典型的な症状です。また、なかなか眠らない、やたらと朝早くから目覚める、よく寝言を言うといったことも、神経症の一種としての睡眠障害であるとされています。その他、頭痛、腹痛、嘔吐、下痢、発熱、喘息、チックなど、神経症の身体的な症状は実に様々であり、枚挙にいとまがありません。これらの症状の多くは、一つひとつを見た場合、様々な疾患に見られる一般的な症状であり、直ちに神経症と判断することは困難ですが、このような症状のいくつかが、原因不明のまま、頻繁にあるいは慢性的に見られるときは、医師の診察を受けてみるべきです。一般的に、神経症の身体的な症状は、精神面の症状に先立って見られ、より重症になることによって精神面の症状が現れてくると考えられています。

不登校やひきこもりの子供については、よくいじめが原因などと見なされますが、実は、仮にいじめが実際にあったとしても、それは不登校やひきこもりのきっかけに過ぎず、本当の原因は神経症であると言われています。そして、神経症の原因は幼稚園や小学校での集団生活にあるのではなく、家庭に問題があると考えられています。親による神経質なまでの過干渉・過関心、あるいは強圧的態度などが、子供の精神面に悪影響を与えていると見られています。

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