子供のアレルギー性鼻炎
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子供のアレルギー性鼻炎
子供のアレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストによって引き起こされます。花粉によって発症するものが花粉症であり、そのアレルゲンとなる花(風媒花)の花粉がたくさん飛散する開花期にだけ発生します。一方、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎は、通常、年間を通して発生し、あまり季節性がないようです。そのアレルゲンとなるハウスダストは、カビ、ダニの死骸・糞、ペットのフケなどが一般的であり、いずれもたんぱく質を主成分とする微細な粒子状のものです。現在、花粉症とアレルギー性鼻炎とを別種の病気ととらえている人も少なくないようですが、花粉症はアレルギー性鼻炎の一種です。
アレルギー性鼻炎は、昭和53年(1978)に花粉症が認知されるまで、まったくと言ってよいほど一般には知られていない病気でした。また、花粉症が登場して以来、長い間、子供は花粉症にかからないと言われてきました。しかし、間伐などの管理がなされないまま放置された森林が増加したためか、近年、花粉の飛散量が増加し、2、3歳の子供にも花粉症が見られるようになりました。また、密閉性の高い住居へと住宅事情が変化したことにより、前記のようなアレルゲンとなるハウスダストが家庭内に増加し、子供のかかる通年性のアレルギー性鼻炎も増加しています。アレルギー性鼻炎は、まさに子供たちの現代病と言ってもよいでしょう。
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子供のアレルギー性鼻炎は、特に幼児期には、本人も親もそれと気付かないケースが多いようですから、大人は子供のアレルギー性鼻炎の症状に十分注意すべきです。適切な治療を怠ると、中耳炎・副鼻腔炎などの合併症を引き起こすことがあり、さらには発育障害その他の形体異常にもつながることが指摘されています。
子供のアレルギー性鼻炎では、くしゃみ・鼻水という最も目立つ症状が出ないケースもあります。鼻づまり、咳、目の周囲の赤い腫れなどの異状や、目・鼻をこする、顔をしかめるといった様子がよく見られるときは、アレルギー性鼻炎を疑って、耳鼻咽喉科または専門医の診察を受けてみましょう。
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