赤ちゃんの嘔吐と対処法
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新生児(生後28日未満)の赤ちゃんは、よく母乳やミルクを吐きます。1日に数回吐くのはごく普通のことです。この現象は新生児嘔吐と呼ばれますが、新生児期を過ぎて生後3ヶ月頃まで続くことも珍しくありません。それは、赤ちゃん特有の胃の構造が原因となっています。
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赤ちゃんの胃は、大人の胃のように大きく膨らんで湾曲したものではありません。膨らみが小さく比較的まっすぐな形をしていて、「とっくり形」などと形容されます。しかも、胃の入り口(噴門)の筋肉が未発達であるため、胃に流れこんだ母乳やミルクが逆流しやすく、わずかな動きや飲んだ量が多いこと、げっぷが出ないことなどで簡単に吐いてしまいます。このような新生児嘔吐は、一般に生後3ヶ月まで続き、生理的に自然な現象であることから生理的嘔吐とも呼ばれます。生理的嘔吐は、1日に数回繰り返したとしても、体重が1日30グラムずつ程度順調に増えていれば気にする必要はありません。
しかし、新生児嘔吐は生理的嘔吐ばかりとは限りません。病気の症状として起こる病的嘔吐の場合もあります。生理的と病的との見分けはむずかしいと思いますが、勢いよく噴き出した場合や黄色い胆汁が混ざっている場合、体重減少・排便不良・腹部膨満・脱水・発熱などを伴う場合は、病的嘔吐の可能性があります。すぐにかかりつけの小児科を受診してください。
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1 赤ちゃんが嘔吐しにくい寝かせ方
首のすわらない赤ちゃんの生理的嘔吐を少なくしたいときは、授乳のときに赤ちゃんの頭の位置を少し高くして、上体にゆるやかな傾斜を付けるようにしましょう。生理的嘔吐の防止を目的とした「授乳用クッション」や「吐き戻し防止枕」を使うのがもっとも簡単な方法です。また、新生児のときから使えてリクライニング機能・スイング機能の付いた「ハイローベッド&チェア(ベビーラック)」を使うのもよいでしょう。
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2 赤ちゃんにげっぷをさせる方法
げっぷが出ないときは、赤ちゃんの背中や腰をやさしくトントンと叩いたりさすったりしましょう。そのときの赤ちゃんの抱き方には、2通りの方法があります。ひとつは、赤ちゃんを縦抱きにして、片腕でお尻を支えて顎が自分の肩の上に来る位置まで抱き上げ、もう一方の手で背中や腰を刺激します。そのとき、赤ちゃんが吐いても大丈夫なように、肩にタオルを掛けておきましょう。
もうひとつの方法は、赤ちゃんを自分の腿の上に横向きに座らせ、片腕を赤ちゃんの胸から脇に回して体を支えながら、もう一方の手で背中や腰を刺激します。どちらかの方法で数分間試してげっぷが出ないときは、そのまま寝かせても大丈夫です。
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