子供の下痢が続くとき
子供の下痢には、ウイルスや細菌の感染症でよく見られる激しい下痢のほかに、感染症とは無関係と思われる下痢も多く見受けられます。そのような下痢は、ウイルス性急性胃腸炎の下痢のように急激に子供が体力を消耗することや脱水症状になることはありませんが、水分の多い便が2週間以上にわたって続きます。この種の下痢は慢性下痢と呼ばれ、子供の栄養不良の原因となって、成長の遅れや免疫機能の低下を招くことになります。
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慢性下痢をひき起こす主な病気としては、次のようなものがあります。
①食物過敏性腸症......腸壁が食物に対して過敏となって損傷し、栄養や水分の吸収が困難になります。
②乳糖不耐症......牛乳に含まれる糖質の一種、ラクトース(乳糖)が分解されず、腸内で異常発酵が起き、栄養・水分の吸収が滞ります。
③腸炎後症候群......ウイルス性急性胃腸炎にかかった後、腸壁が損傷したことによって栄養・水分の吸収が困難になります。
④難治性下痢症......主に生後3ヶ月以降の子供に発症し、感染症がなくても2週間以上、下痢が続きます。
これらの病気は、基本的に感染症とは全く無関係か少なくとも直接的な関係はないと考えられており、先天的な体質が原因になっていると思われます。特に、食物アレルギーと深い関係があると見る向きが一般的です。実際、アレルギーを持つ子供の約8割には、アレルギー反応と思われる慢性下痢の症状が見られます。子供に慢性下痢の症状が見られるときは、病院でアレルギー検査を受けてください。食物アレルギーの原因となる食品を特定することができれば、専門家の意見に従って食事対策をとることができ、子供の慢性下痢も効果的に解消される可能性があります。
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