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子供の知恵熱とは

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子供の知恵熱とは

子供は原因不明の高熱をよく出します。かぜをひいた時のようなせきや鼻水もなく、突然38℃以上の高熱が出るというケースが多いようです。これを昔から知恵熱と呼び習わしてきました。子供に知恵が発達してくる頃の熱という意味なのでしょう。英語では、歯が生えるときの熱という意味で、teething fever(歯牙熱)と呼ばれています。子供の乳歯が生えてくるのは、おおむね生後6ヶ月以降ですが、ちょうどその頃から1歳くらいにかけて知恵熱はよく発症します。

子供の知恵熱の原因は、身近にいるウイルス・細菌などの病原体に感染したためと考えられます。子供は生まれながらにして母親の免疫力を受け継いでおり、これを母親からの移行抗体と呼びます。移行抗体はけっして万全な免疫機能ではありませんが、それがあることによって、新生児期やそれに続く乳児期前半の子供は病気にかかっても意外と高熱を出さずにすんでいます。しかし、生後6ヶ月頃には移行抗体が減少・消滅します。そこで、子供はウイルスや細菌の感染症にかかりやすくなり、突然の高発熱をすると考えられています。

子供の知恵熱の病原体については、その正体がわかっていません。そもそも、かぜのウイルスひとつをとって見ても、その数も種類も正確には判明しておらず、原因不明の高発熱を起こさせる未知の病原体は数限りなく存在しているはずです。知恵熱の原因となるウイルスや細菌も、おそらくは地域や生活環境によって異なり、特定することが不可能であると思われます。実際、保育所に預けられたときや、幼稚園に入園したときなど、新たな集団生活の場に身を置いたときにも、知恵熱はよく見られます。子供の知恵熱は、新しい環境の中で遭遇する病原体に対して、一つひとつその抗体を体内に生成し、環境に順応していくための成長ステップであるとも言えます。

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