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子供の突き指の対処法・手当て

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子供の突き指の対処法・手当て
子供が突き指になりやすいのは、野球やドッジボールでボールを受け損なったときや、転んで地面に手を突いたときなどです。また、ドアや壁に手をぶつけたときに起こることもあり、つま先を壁や床の出っ張りにぶつけて足の指が突き指になることもあります。経験しやすいケガである上、医者にかからずに治ってしまう軽度のものも少なくありませんが、適切な治療を受けなかったことで指に障害が残ってしまう場合もありますので要注意です。
子供が突き指になったときは、まず、痛めた指の腹に添え木をしてテープや包帯で固定し、指が動かないようにしましょう。添え木になる適当な材料がないときは、人差し指から小指までの場合、隣の指と2本一緒に結束しておくだけでも痛めた指を安定させることができます。また、患部を氷や保冷剤で冷やすことができれば、なお良いでしょう。その状態で、できるだけ早く整形外科を受診してください。


突き指は、指に衝撃を受けた瞬間の痛みだけでなく、その後に残る痛みや指が自由に曲げられないことなどで異常を自覚します。そのとき、指の中では以下のような異常が発生しています。
①指関節で骨をつないでいる靭帯(じんたい)の損傷
②手の甲の側から指先の骨にまで伸びている腱(けん)の損傷
③骨の関節面を被っている関節軟骨の損傷
④指関節で骨がずれてしまう脱臼(だっきゅう)
⑤指関節での骨折
以上の何れかまたは複数が同時に起きています。損傷の状態や程度は様々ですので、すぐに痛みが引かない場合は、自己診断で済ますことなく、整形外科を受診して症状に応じた適切な治療を受けることが必要です。
なお、「突き指した指を引っ張ると治る」という俗説がありますが、これは、脱臼などのときに行う「徒手整復」という治療法を参考にして生まれた素人療法だと思われます。痛めた指を強く引っ張ることで、傷んだ靭帯や腱をさらに損傷させたり断裂させたりする危険性がありますので、けっして行わないでください。

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