子供・赤ちゃんのまばたきが多いとき考えられる病気
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子供・赤ちゃんのまばたきが多いときに考えられる病気を紹介します。
アレルギー性結膜炎
【症状】目のかゆみ。目がゴロゴロする(異物感)。涙眼・目やにを伴うことも。
アレルギー性鼻炎の合併症として春の花粉症の時期によく見られますが、くしゃみ・鼻水が出ずに、単独の症状として現れることも少なくありません。目のかゆみや異物感によって、まばたきだけでなく目をこするしぐさもよく見られます。目を強くこするとかゆみはいっそう強くなり、異物感があるときには瞼の裏側の結膜に粒状のぶつぶつができていますので、眼球の結膜や角膜を傷つけることもあります。目をこすらせないように注意しましょう。目の症状だけのときは眼科を、鼻炎症状があるときは小児科・耳鼻咽喉科を受診してください。
眼部チック症
【症状】頻繁にまばたきする。瞼がぴくぴくと痙攣する。
体の一部が突発的に速い動きをくり返す運動チックという症状の一種であり、本人の意思とは無関係にまばたきや瞼の痙攣が起きます。原因は不明ですが、テレビ画面などに集中しているときには起こりにくく、周囲から指摘されて本人が気にするようになると起こりやすくなるという特徴があります。従って、発症は精神状態と深い関係があり、精神的な緊張や抑鬱があると発症しやすくなると考えられますので、本人に注意したり病人扱いしたりしない方がよいでしょう。ただし、一般に一過性の疾患であり、治療を受けることで通常は1年以内に治ります。小児科を受診してください。
さかさまつ毛(さかまつ毛)
【症状】乳幼児の場合: 頻繁にまばたきする。光を異常にまぶしがることや、結膜充血・涙眼・目やになども。小学生以上の場合: 目がゴロゴロする(異物感)、痛みなども。
まつ毛が内向きに生えて眼球に触れている状態です。まつ毛の異常は1本だけの場合もあれば、多数の場合もあり、結膜を充血させるだけでなく、角膜を傷つける危険性もあります。先天性の場合は1歳前後で自然治癒するケースが多いようですが、2歳以上で症状が強い場合は、手術が必要なこともあります。異常に気づいたら、眼科を受診してください。
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