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子供の手足に力が入らなくなる病気

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 甲状腺機能亢進症による周期性四肢麻痺

【甲状腺機能亢進症の自覚症状】多汗、動悸、頻脈、体重減少、疲れやすい、手指のふるえ、集中できない、落ち着かないなど。
【周期性四肢麻痺の自覚症状】 突然起こる脱力発作。軽い筋肉痛を感じる場合も。

甲状腺機能亢進症は、のどにある甲状腺から甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。子供では思春期以降に見られます。軽い運動でも全身にびっしょりと汗をかくことがもっとも顕著な自覚症状ですが、周期性四肢麻痺を併発した場合には発作的に脱力感に襲われ、急にしゃがみこんでしまうことも少なくありません。

甲状腺機能亢進症にともなう周期性四肢麻痺は、甲状腺ホルモンの影響で細胞内へのカリウムの取り込みが促進され、血液中のカリウム濃度が低下することにより発症します。また、糖質を多量に摂取して血糖値が上昇したとき、インスリンの分泌によってブドウ糖とともにカリウムが細胞内に取り込まれることからもカリウムの血中濃度が低下して起こります。ただし、脱力発作は1時間以内に回復し、また、初期の段階では頻繁に起こることはありません。

この病気では、甲状腺機能亢進症と周期性四肢麻痺の治療が同時に行われなければなりません。総合病院の内科を受診してください。なお、甲状腺機能亢進症については、「子供の汗かきから考えられる病気」をご覧ください。

 ギラン・バレー症候群

【自覚症状】 最初に足の痛み・しびれ、続いて脚の脱力感・筋力低下。やがて、筋力低下と麻痺が下肢から上半身へと広がる。
【前駆症状としての自覚症状】 のどの痛み・発赤、扁桃炎、結膜炎、胃腸炎など。

ギラン・バレー症候群は、子供では幼児から小学生にかけて多く見られる病気で、主に運動神経や感覚神経の障害を引き起こします。原因は十分には判明していませんが、発症の1週間以上前に上記のような前駆症状が見られることから、ウイルス・細菌の感染で生成された抗体による神経細胞への自己免疫反応が原因と考えられています。

症状はまず足に表れて速やかに下から上へと拡大し、障害を受けた神経により様々な異常が発生します。多くは寝たきりの状態となり、長期間の入院治療とリハビリが必要になりますが、病気の進行は4週間以内に停止し、運動機能は徐々に回復していきます。子供の下肢の異常に気づいたときは、小児科を受診してください。

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